葛西臨海公園にカヌー・スラローム競技場を新設

2013年11月26日

カヌー(スラローム)競技は葛西臨海公園に新設される「葛西スラロームコース」での開催が予定されている。カヌーのなかでもスラローム競技は流れのある川に設置されたゲートを漕ぎながら通過する競技なので、競技場には人工的に流れを作り出したコースが設置される。葛西臨海公園は年間来場者300万人を越える多くの市民が訪れる人気スポットでもあり、オリンピック閉会後にはカヌー競技のほか、ラフティングなどのレクリエーションにも使える施設として、水辺と親しめる施設となる構想だ。

ただ、葛西臨海公園は東京湾の自然環境を再生しようとして人工的に作られた干潟もある。周囲には汽水域の希少生物も生息しているため、自然保護の観点から会場設置反対の動きもおこっている。今後の動きによっては計画の修正や変更が行われる可能性もあるだろう。