神戸線の「まや駅」と京都線の「総持寺駅」、JR線に2つの新駅計画

2013年12月18日

六甲道駅〜灘駅間に新駅「まや駅(仮称)」を2016年に開業予定

京阪神を結ぶ主要路線であるJR線で2つの新駅計画が進んでいる。まず、大阪~神戸間ではJR西日本が主体となって、六甲道駅と灘駅の間に「まや駅(仮称)」を設置し2016年春に開業する計画だ。駅の位置は灘駅から東に約900mで、以前は臨海部工業地帯への輸送を担う貨物線の分岐点で貨場駅があった場所だが、貨物線の廃止後はそのままとなっていた。JR神戸線では2007年3月に「さくら夙川駅」がJR西日本によって開設され順調に利用客を伸ばしている。同じく「まや駅(仮称)」もJR西日本によって建設される駅でもあり、競合する阪急神戸線や阪神電鉄本線からも利用客が流入してくることも想定される。周辺住民にとっては利便性アップに期待が持てるほか、新駅の隣接地では大型のマンション開発計画も計画されている。

 

茨木駅〜摂津富田駅間では新駅「総持寺駅(仮称)」が2018年に開業予定

JR京都線では茨木駅〜摂津富田駅間に新駅「総持寺駅(仮称)」が2018年の開業予定で工事が進められている。平行して走る阪急京都線には総持寺駅が存在しているが、JR線にも新駅が開設されることで北摂エリアの利便性の向上、特にJR線よりも北部のアクセス向上に期待が寄せられている。また、駅の隣接地にはフジテック大阪工場跡地の再開発として、大規模なマンション建設が進行中で、駅前広場やアクセス道路、提供公園も一体として整備される計画だ。

茨木市では、隣のJR茨木駅に隣接するサッポロビール工場跡地で、2015年に立命館大学のキャンパスが開設される計画も進んでいる。市の北部では、国際文化公園都市「彩都」の整備も進み、新名神高速道路のインターチェンジ建設も予定されるなど、街のポテンシャルを高める大きなプロジェクトが目白押しだ。

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■開発種別:新駅
■エリア:兵庫県神戸市、大阪府茨木市
■完成時期:2016年、2018年
■事業主体:JR西日本、茨木市